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成長中のクラウドサービスは、プログラマとして成長できる最高の環境
Helpfeel開発部の新しいメンバーを紹介するインタビューシリーズ「New Developers Interview」の第5回。
2024年9月に入社した、横田智哉さん(@yokotaso)です。
横田さんは、Helpfeel開発チームで、主にバックエンドの開発を担当しています。検索データを生成するところで使われているPythonプログラムを、全部TypeScriptに置き換えるプロジェクトも進めています。
インタビュアーは、Helpfeel CTOの秋山さん(@akiroom)。
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エンジニアとして自分も成長できる
そのチャンスを求めて決めました"
秋山さん:Helpfeelに入社するきっかけは、あの食事会?
横田さん:そうです。大学時代からの知り合いだった秋山さんやshokaiさん(@shokai)と久しぶりに再会して……。
秋山さん:そうそう、十何年ぶり? あの食事会のときは、滅茶苦茶、盛り上がりましたよね。すごく久しぶりに会って、横田さんが強々(つよつよ)プログラマになっていてビックリしました。
横田さん:ありがとうございます。ちょうど転職をしようかなという気持ちもあったので、そこから、ワラワラと話が進んで。
秋山さん:それまでHelpfeelには、どういう印象を持っていましたか?
横田さん:Nota(※1)の頃から知っていて、技術的に結構、尖っているイメージがありました。Cosenseもずっと興味があったんですけど、何か近寄り難いイメージがあって……。
※1:Notaは、株式会社Helpfeelの旧社名。2022年10月から、社名を株式会社Helpfeelに変更。
秋山さん:横田さんも、いろんなイベントなどで登壇して、結構、尖っているというか、ゴリゴリにディープな技術をやっている感じがしてましたよ。
横田さん:クラウドサービスの認証基盤とミドルウェアを、主な業務として担当してました。日々の運用の障害調査から始まって、レガシーなコンポーネントの置き換え推進とか、認証基盤周りの機能開発とかをしてました。後は、誰も手をつけられなくなった塩漬け系のやつを、いつまでに倒さなきゃ……みたいなこととか。
秋山さん:そんな横田さんが、Helpfeelへの入社を決めてくれた理由は何でしたか?
横田さん:まず、自分自身が10年ぐらい働いてきて、技術的にある程度レベルアップしてきた感じがあって、今ならちょっとは役に立てるかもみたいな感触がありました。
そして、Helpfeelが会社として成長していて、自分もエンジニアとして成長できる、そういうチャンスを求めて決めました。
後は、未踏OBの人たちや、大学の同級生たちと一緒に働けるチャンスは、今を逃すともう一生無いかも、と。そういう人たちと一緒に働けることを大事にしてもいいのかなっていう気持ちもあって、決断しました。
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この会社たらしめてるのは
創作意欲を持った人が多いこと"
秋山さん:Helpfeelに入社してみてどうでしたか?
横田さん:この会社を、この会社たらしめてるのは、創作意欲がある人がすごく多いことだと思っていて、そこに1番、刺激を受けています。
個人開発をやっている人もいれば、プロダクトに自分で作ったライブラリを組み込もうとしている人もいたり。プロダクト全体で見ると少ないのかも知れないけど、やれることがあるんだったら自分でコード書いてやってみる、という人がすごく多い。そこが1番、Helpfeelですごいなって思ったところですね。
秋山さん:横田さんも個人開発してみたくなったんじゃないですか?
横田さん:そうですね。今、Helpfeel記法をLanguage Server Protocolで扱うとどうなるか、ちょっと調べてみています。VS Codeのコード補完みたいに、Helpfeel記法を補完できる仕組みを作れないかなと思って。
秋山さん:面白そう。
横田さん:これをHelpfeel記法でやれたら、補完とかサジェストができるようになるので。今、時間があるときに調べていて、どこかのタイミングで「こういうの、できるんですけど、どうっすか?」みたいな感じで提案できればと思っています。どうやってCosenseに組み込むんだという話もあるんですが。
秋山さん:おー、いいですね。実際に仕事をしてみて魅力に感じたところは他にありますか?
横田さん:Helpfeelは、検索エンジンを作ってる会社でもあるんだけど、FAQとしての完成度を上げていくライターの会社でもあるっていうのが、入社した後で分かった、1番面白いなと思ったところです。
FAQを作るライターの作業効率を上げていくのが、このプロダクトの成長にすごく大事で、そこはエンジニアとして協力できる余地が大きい、というのも魅力に感じています。
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通知によって集中力が削がれていた
という気づきがありました。"
秋山さん:入社して、何か変化ってありますか? 仕事でもプライベートでもいいんですが。
横田さん:「通知」ですかね。
Cosenseには通知という概念がないので、最初どうなるのかと思ったのですが、全然大丈夫でした。むしろ逆に、通知によって集中力が削がれていたんだという気づきがありました。今は、開発をやっていて、気づくと夕方になっていた、という日がすごく多くて、これはこれですごく幸せだなと。
秋山さん:いいですね。そこで何か没頭したい領域ってありますか?
横田さん:今の仕事もそうなんですけど、やっぱり技術的な問題にすごくフォーカスしがちなんで、もう少しユーザーの目線に近いところで提案していけるといいなと思っています。
そういう技術的な問題への取り組みは評価されているとは思うので、Helpfeelの開発チームには自分のバリューとして貢献しつつ。プロダクト開発の面で、ユーザーに近いところにもっと意識的に時間を使いたいと思っています。
秋山さん:そういったユーザーへの興味って、どういった背景から出てきてるんですか?
横田さん:自分は、プログラミングを始めたのが大学生からで、モノづくりの講演を聴いて、自分でもやってみたいと思うようになりました。そのときの感動した瞬間の記憶がまだ残っているんですよね。
以来、この感動を超えるものを自ら生み出す瞬間に立ち会いたいと思って、エンジニアの仕事をしているところがあります。その講演は、ユーザビリティやマニュアルがなくても使えるプロダクト設計みたいな話だったので、ユーザーへの興味とか、ユーザーに近い部分の機能のコードを書きたい気持ちがあるんですよね。
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ちゃんと作り出してるところに
「枯れた技術の水平思考」を思わせる
凄みを感じました"
秋山さん:改めて、Helpfeelってどんな会社だと思いますか?
横田さん:Helpfeelは、まずCosenseのドキュメント量に圧倒されました。
それに目を通してみると、Helpfeelプロダクトだけでも知らないプロジェクトがあったりして、まだ全容が掴めてないっていうのが正直なところです。会社がかなりいろいろな挑戦してるっていうことも感じられて、そういう姿勢がいいなと思ってます。
あとはリモートワーク主体ってこともあって、みんな自立してすごく作業を進めていて。会社はそれを全面的になんか信頼してしてるという印象ですね。
秋山さん:同僚は、どんな感じの人が多い印象ですか。
横田さん:リモートワーク主体ということに繋がると思うんですけど、コミュニケーションがすごく丁寧な人が多いですね。それと、プログラミングが大好き、プロダクトが大好き、という人が多い。このプロダクトが大好きなので入社しました、みたいな人がいっぱいいるのが面白いです。
秋山さん:これまで仕事をしていて、すごく興味深いところはありますか?
横田さん:技術的にすごく尖ったところがありつつも、検索のソースコードを読んでみると、技術的に目新しいものではないけど、ちゃんとユーザーが求めてるものを作り出してるところに、凄みを感じました。枯れた技術の水平思考っぽいプロダクトだな、と。
秋山さん:おお、いい言葉ですね。
横田さん:もちろん、新しい技術にもどんどん挑戦していてスゴいんだけど、新しい技術だから何でも解決できるわけではない。それとは別に、ユーザーが解決してほしいものは何か、ユーザーが深層心理で何を求めているかに対して、技術の新しい古いに関係なく、いろいろ組み合わせてやっていくのは、ソースコードを読んでみて面白いって思いました。
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技術的にもアイデア的にも提案する
そういう経験をもっと積みたい"
秋山さん:今後、エンジニアとして、どんな将来を目指してますか?
横田さん:まずは、10年後に振り返ったとき、いい10年だったなって思えるように、一生懸命頑張りたいっていうのが1つ。
個人的な目標で言うと、小さくてもいいので、技術的にもアイデア的にも何か提案して、実際に作ってユーザーに評価してもらって、もう1回作り直してみるとか、そういう経験をもっと積みたいなと思ってます。
秋山さん:今までは、提案できる状況があまりなかった感じなんですかね?
横田さん:そうですね。技術で問題を解決するのに手いっぱいになっていて。自分としては目一杯やっていたつもりだけど、ちょっと受け身の姿勢だったなと思って。
これは転職して得られた気付きなんですが、Helpfeelに入ってみて、もっといろいろ提案しても良かったかなと感じています。
日々の業務でいろいろ提案するとか、提案してみたけどあんまり響かなかったとか、たくさんあると思うんですけど、その気付きを忘れないようにやっていきたいなって思ってます。
秋山さん:いいですね。これからは、チャレンジの10年間ですね。最後に、この記事を読んでる未来の同僚に向けて、コメント頂けますか?
横田さん:成長中のクラウドサービスは、プログラマとして成長できる最高の環境なので、この最高の環境で一緒に頑張っていきましょうというのが、僕からのメッセージです。
秋山さん:もう即入社したくなるコメントですね。 ありがとうございました。(了)
執筆協力:可知 豊
企画、編集:風穴 江/Ko Kazaana(windhole)
デザイン:新井 勝
写真:馬場雄介