【スタートアップで産休・育休→復職】「ワンオペで2人育児ですが、特につらい思いはしていません。」『小1の壁』を乗り越えた働き方
こんにちは。Helpfeel(ヘルプフィール) note編集チームのmiyabaraと申します。
子育てと仕事を両立しているメンバーをご紹介する「子育て世代メンバーインタビュー」シリーズ。
今回は、産休・育休の取得から復職までを経験した開発部 カスタマーサポートのfyuko(ユウコ)さんに、当時を振り返っていただきました。
Helpfeelはフルリモート・フルフレックス制度を採用していますが、上場を目指しているスタートアップ企業でもあります。下記のような立場の方におかれましては、さまざまなイメージをお持ちになるかと思います。
今後、結婚・妊娠・出産といったライフイベントを考えている
小さな子どもを育てている
子育てと仕事を両立しているメンバーの体験談から、Helpfeelの社風・制度の理解や、不安・疑問の解消につながれば嬉しいです。
開発部 カスタマーサポートfyukoさんプロフィール
【産休・育休の取得前】
社内関係各所への連絡時期
2人目の子どもの妊娠が分かってから産休に入るまで、以下のスケジュールで関係者に連絡・調整をしました。
6ヶ月前:管理部門に報告、手続きの申請
2ヶ月前:自部署の部長、また業務引き継ぎの後任者に共有
1ヶ月前:全社に周知
業務の引き継ぎ準備
業務の引き継ぎ資料は、Helpfeelが開発・提供しているナレッジ共有ツール「Cosense」にまとめて、後任者に引き継ぎました。もともと自分のためにストックしていた業務ノウハウのメモを、他の人でも読みやすくなるように追記・修正して、複数回のミーティングで伝えていきました。
後任のメンバーたちは社歴が長くサービスの知識が豊富であったり、前職でカスタマーサポート業務の経験があったりしたので、安心して任せることができました。
【産休・育休の取得中】
会社とのやり取り
管理部門と、以下の事務手続きはしていました。
出産の報告
子の生年月日、名前など
出産後に提出する各種書類の相談
出生届
健康保険出産手当金支給申請書
育休延長届(保育園に入れず育休延長したので)
就労証明書の発行依頼(保育所利用申請のため)
また、オンラインでも参加できる社内イベント(新入社員歓迎会、忘年会)にも誘っていただきました。
【復職後】
ブランクはありましたが、以下のおかげで特に苦労することなく職場復帰できました。
復職直後のミーティング
育休明け初日の昼過ぎには、私からお願いする前にマネージャーがミーティングを実施してくれました。おかげで、サービスの仕様や業務の変更点をスムーズにキャッチアップできました。
また、私が所属する開発部は毎日14時に定例ミーティングがあるため、育休明け初日に部署の皆さんに復帰の挨拶ができ、安心感につながりました。
仕事を引き継いでもらっていたメンバーにも復職の翌日にはミーティングを設定してもらったので、すぐに担当業務が戻ってきました。
復職しても業務や挨拶ができずに宙ぶらりんな時間が続いていたら、きっと不安を感じていたと思います。メンバーのスピーディーな対応には感謝しています。
自分で作成した業務ノウハウメモ
引き継ぎのために作成した資料がとても役に立ち、結果的に復職後の自分にも引き継がれました(笑)
すっかり忘れていた細かな仕様を思い出すことができ、我ながら「そうだったそうだった」となりました。
復職後に苦労した点
育休中はほとんどパソコンを開かない生活だったので、復職直後は長時間パソコンの画面を見るだけで、とても疲れました。
この点は、フルフレックス制度により、保育園の「慣らし保育*」に合わせた勤務時間に調整できたので、2〜3時間ほどの勤務時間から段階的に戻れました。
(* 子どもが新しい生活環境や保護者と離れることに慣れるために、保育時間を短縮させる準備期間)
また、カスタマーサポートの業務は英語でもお問い合わせに対応するのですが、英語から離れていたため、英文が以前のように頭のなかで浮かばず苦労しました。
しかし、私が休んでいた間に翻訳ソフトがとても進化していたので、ツールを活用してブランクをカバーできました。
平均的な稼働日のタイムスケジュール
「平日のよくある1日」は、以下のとおりです。
1日の勤務時間*は、時短勤務中のため7時間です。
離席(中抜け)するのは月あたり0〜10日ほどで、子どもが体調を崩した場合や保育園・学校の行事の有無によって変わります。
(* Helpfeelの勤務時間は1日8時間)
子育て中のフルリモート(在宅)勤務のメリット
小学校に上がる際に『小1の壁*』がありますが、フルリモート勤務のおかげで、少なくとも「親側の壁」はありませんでした。
*『小1の壁』 とは、小学生入学を機に子どもの生活リズムや環境に変化が生じ、保育園や幼稚園時代と比較して仕事と子育ての両立が難しくなることを言います。
親にも子どもにも大きな環境の変化が起こるため、どの家庭でも起こり得る問題です。
風邪などで子供が体調崩した時も、以下の対応が取れます。
園からの呼び出しあれば、すぐにお迎えに行ける
看病中でも、お昼寝の最中なら仕事ができる
また授業参観などの学校行事でも、1時間ほど離席すればよいだけなので、半休の有給を取らなくてよいのが助かります。
SNSで「有給が足りない」といったワーママ・ワーパパの声をよく見かけます。フルリモート・フルフレックス制度がなければ、私も同じことをつぶやいていたと思います。
フルリモート勤務のデメリット
デメリットを挙げると、以下のように仕事のオンオフの切り替えが難しく、生活にメリハリがつけにくいことです。なるべくそうならないように、気をつけています。
子供が寝た後についつい深夜まで仕事をしてしまい、次の日がとてもつらくなる
ついつい仕事に熱中しすぎて、昼食の時間がずれてしまう
気持ちをリセットするためにも、子どものおもちゃなどで散らかりがちな部屋を、週末に掃除・片付けするようにしています。しっかり掃除できないこともありますが、「ある程度きれいであれば、よし!」としています。
育児・子育てに関する、社内の雰囲気・コミュニケーション
子ども関係の私用でミーティングを欠席・リスケすることもありますが、メンバーに対して気まずさはありません。予定を変更する際に、「わざわざ時間を調整してくれたのに…!」といった申し訳なさはありますが、過度に気持ちを引きずるほどにはなりません。
Helpfeelには、小さなお子さんがいるなかフルタイム勤務をしているメンバーが多いからだと思います。
HelpfeelではSlackのアカウント名に各自の状況を追記してお知らせする文化(例えば「@fyuko(子ども看病中)」)があります。育児しながら仕事に奮闘するメンバーから、勝手に勇気をもらっています。「大変そうだけど、みんな頑張ってる!私も頑張ろう…!」と(笑)
Helpfeelの働きやすさ
当たり障りのないことしかいえないですが、「Helpfeelの働きやすさには、本当に助かっています」と言いたいです。
1人目の出産後、専業主婦からアルバイトで入社した当初の勤務時間は1日1〜3時間ほど。それから勤務時間や業務の内容・ボリュームは、子どもの成長にあわせてステップアップしてきました。
Helpfeelのように柔軟な対応でなければ、私は仕事を続けられなかったと思います。
最近では世の男性の育休取得も増えてきて、保育園・幼稚園の送り迎えをパパが担当することは珍しいことではなくなってきました。
子どもの成長はあっという間です。Helpfeelのように育休を取りやすい企業に所属している男性には、ぜひ育休取得して育児に参加してほしいです。父子の絆も深まると思います。
育児中のHelpfeelメンバーに向けたメッセージになりますが、男女問わずフルフレックス・フルリモート制度はとても子育てしやすい制度だと思うので、大いに活用して、仕事でもご家庭のなかでも活躍してほしいと思います。