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同じ熱量で本気でモノづくりする人と話すのが、こんなに楽しいとは思わなかった

Helpfeel開発部の新しいメンバーを紹介するインタビューシリーズ「New Developers Interview」の第2回。

2024年5月に入社した、nedew(ネロ)さんです。

nedew(ネロ)さんの写真、バストアップ。建物を背景に、笑顔を見せています。
nedewさん

nedewさんは、Helpfeel開発チームの、顧客要望実現ユニットに所属するエンジニア。ユニット名の通り、お客さまからいただいた要望をもとに、機能を開発したり、修正や改善を行っています。

最近は、それに加えて、PDF検索機能の新しい機能開発とか、UIの改善なども手がけています。

インタビュアーは、Helpfeel CTOの秋山さん


画像による小見出し:引きこもり中に、Minecraftにすごくハマってプログラミングに興味を持った

秋山さん:Helpfeelに入社するまでの経緯からお話しいただけますか?

nedewさん:どこから話すか悩ましいのですが(笑)。小学校5年生ぐらいで不登校になって、フリースクールに通うようになりました。結局、中学校も一度も登校しなかったのですが、その引きこもり中に、Minecraftのマルチサーバーにすごくハマったことをきっかけに、プログラミングに興味を持つようになりました。

Minecraftは、Javaでプラグインを開発して公開することができるんですけど、それに興味を持って、プログラミングをやってみようということで、N高に入学しました。

N高が用意しているプログラミングカリキュラムというのがあって、そこでプログラミングとか、Web開発の入門的なことをやったりしました。Webアプリ基本コースみたいなのがあって、Express(Node.js)でMVCのWebアプリ、ToDoアプリみたいなのを作るのがゴールだったと記憶しています。

秋山さん:初学者向けとしては、なかなか珍しいですね。

nedewさん:そうですね。言われてみれば。N高はドワンゴなので、Webアプリに力を入れてるというのは、あったかもしれないですね。ちなみに、応用コースというのもあって、こちらはScalaで大規模アプリを作ってみよう、というものでした。

秋山さん:Scala!

nedewさん:僕は、そっちはやってないので、Scalaは書けないです(笑)。

N高でプログラミングを学んだものの、応用というか、教材にないものを作ろうとしたときに技術的なものが何も分からない……という状態でした。結局は、卒業後に入社した会社で、体系的に身につけていったという感じです。

その会社では、何もできない状態で拾ってもらったのですが、とりあえず目につくものは全部やるみたいな感じでやってました。

秋山さん:Helpfeelに転職されることになったきっかけは?

nedewさん:そもそも、正直、自分にあまり自信がなくて、Helpfeelだったりとか、憧れている会社に転職できるとは思ってなくて、就活するつもりはなかったんです。でも、友だちが転職活動を始めて、その話を聞いていたら、ちょっと自分でもやってみようかという気になってきて。

それで、とりあえずFindyに登録したんですよ。そしたら電話がかかってきて、なんか、あれよあれよという間に話が進んで……。

秋山さん:Findyが、nedewさんの人生に重要な影響を与えている感じなんですね。

nedewさん:そうですね。とりあえず話聞いてみるかなという雰囲気で行ったら、なんかどんどん話が進んで、「来週までにカジュアル面談を10件組んでいてください」と言われて、びっくりしました(笑)。


画像による小見出し:ブログ記事で紹介されていたpastakさんにOSC京都でお話しする機会があり

秋山さん:そのとき、何社も見られたと思うのですが、その中からHelpfeelを選んだ決め手は、どんなところにありましたか?

nedewさん:昔からGyazoとかScrapbox(現:Cosense)を使っていたというのが一番大きいですね。それと、2019年か2020年ごろに、pastakさん(Helpfeel社員)のインタビュー記事を読んで、すごい信念を持ってモノづくりをしている会社だなという印象を受けて、興味を持ったのが最初でした。

秋山さん:ブログ記事は、これですか?

nedewさん:そうです、これです。

同じ時期に、「オープンソースカンファレンス京都」(OSC京都)というイベントでスタッフをやったときにpastakさんと話す機会があり、pastakさんに「Nota(当時の社名、現:Helpfeel)で働くためには何を覚える必要がありますか?」という質問をさせてもらったこともありました。

なので、自分からすると、本当に憧れの会社に入社したという感覚です。

秋山さん:おお、いい話ですね! 前職で結構修行して、ついに憧れの会社に入れたぞ、というテンションなんですね。

nedewさん:そうですね。いまだに、朝起きたら、ホントに自分はHelpfeelの社員なのかと思うときがあります(笑)。

秋山さん:フルリモートワークだと、会社の実感がないですからね(笑)。


画像による小見出し:(入社前のイメージ)プロダクト開発に魅了されたモンスターがいっぱいいる会社

秋山さん:では、実際に入社して働いてみて、どうでしたか? 入社前と入社後のイメージは違いました?

nedewさん:最初は怖いイメージを持っていて(笑)。プロダクト開発に魅了されたモンスターがいっぱいいる会社だと思ってたので(笑)。

でも入ってみたら、そんなことはなく、優しい人というか話しやすい人がすごく多くて、働きやすいなと思っています。

秋山さん:そういうイメージを持たれることがたまにありますが、そんなことないですよね。

nedewさん:全然そんなことはなかったです。良い面でもあると思うんですが、信念を持ってやっている人が多いというか、情熱を持ってやっている人が多いので、そういうところが端から見ると、そう見えたのかなと。

入社してからは、みんな目指したいものを持ってちゃんとモノづくりしているのが、すごく魅力だなと思ってます。

最終的に人に届けることをちゃんと意識してモノづくりをしてるというか、多機能なアプリを作ることが正義ではなく、実際にそれによってどういう課題を解決したいのかとか、どうすれば人の可能性を拡張できるのかみたいなことを、ちゃんと考えて作っている人が多いなという印象があります。

Helpfeelに入ってから気づいたのですが、同じ熱量で本気でモノづくりしている人と話すのが、こんなに楽しいとは思いませんでした。

秋山さん:入社後に、nedewさん自身について、何か変化したことってありますか?

nedewさん:そうですね……、プロダクトが、より好きになったというのは、あるかもしれないです。

プロダクト開発に限らないですが、人にモノを届けるという視点での引き出しが、ちょっとずつ増えているような気はします。

それから、前職では孤独に開発していて、開発からリリース、運用まで全部自分でやることが多かったのですが、Helpfeelに入ってからは、チームで開発して、チームでの運用しやすさを意識して作ることが大事だというのを実感しています。

あと、さらにCosenseをよく使うようになりました(笑)。

秋山さん:Helpfeelは、全社で共有しているValuesに「self-drive」というのがあり、自立したメンバーが、自律的に行動するというのを掲げています。一方で、実際の開発ではチームでやっているわけですが、一見、相反するこの2つについて、どう捉えていますか?

nedewさん:チーム開発だとしても、主体性は別に変わらないと思っていて、課題は自分で考えて出すけど、その後はチームを巻き込んでいくというのは、自分からやる行動のひとつなので、それを含めてチーム開発だし、主体的に動いてるということなのかなと。

自分からチームを巻き込んで動いていく必要がある、という。

秋山さん:いい話ですね。周りという話だと、同僚はどんな人が多いと感じますか?

nedewさん:そうですね……自分で、ボトムアップで行動する人が多いというのが、まずひとつ。

あとやっぱり、自社のプロダクトが好きな人が多いなと思います。自分が好きなものを作っているからこそ情熱もある。それもあって、個人開発とか、モノづくりが好きな人が多いのかなと。


画像による小見出し:最初に就職した頃はプログラミングはあまり楽しくないと感じていたのですが

秋山さん:nedewさんは、個人開発はされてますか?

nedewさん:ずっと作っている、趣味のWebアプリはありますが、作っては壊しを繰り返していて(笑)。最近は、Minecraftのサーバー開発を10年越しでやってるんですけど、今はそれがすごく楽しいですね。

秋山さん:最後に、nedewさんの将来イメージを教えてもらえますか?

nedewさん:自分の目標というか、人生を含めての目標が、人に喜んでもらうものを作りたい、というのがあります。そのために必要なことは、エンジニアという形じゃなくても、何でもやりたいとは思っています。

それが、エンジニアとして特定の技術を極めることなのか、マネジメント的な方向に行くのか、今はまだ分からないのですが、どちらにせよ、ゴールは人に喜んでもらえるものを作りたいです。

実は、最初の頃はプログラミングはあまり楽しくないなと感じていたのですが、前職でいろいろやっているうちに、人に喜んでもらえるものを作るのが楽しいということに気づいて、それからプログラミングも楽しくなりました。

将来、Helpfeelをどういう会社にしたいかという話だとちょっと難しいんですけど、社員がちゃんと自分のプロダクトを好きな状態で仕事ができている会社で、今後もあり続けたいなと思っています。そういう雰囲気が、自分が好きなところなので。

秋山さん:その流れで、nedewさんが、これからチャレンジしたいことはありますか?

nedewさん:割と何でもやりたいんですけど(笑)、研究開発的なところを、まだHelpfeelに入ってからはできてないので、やってみたいですね。

Helpfeelって、社員一人一人が、どんな機能が必要かとか考えて研究したり、発明したりされてる人が多いので、今後は自分もそういうのをどんどんやっていきたいなと思っています。


企画・執筆:風穴江 デザイン:新井勝