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個人開発について話したら入社が決まったプロダクトの改善に活かす個人開発の課題解決力と顧客視点(#HelpfeelStory)

Helpfeel(ヘルプフィール)には、多彩なバックグラウンドをもつ、個性的な面々が集まっています。そんなHelpfeelの中の人にスポットライトを当てる「Helpfeel Story」。今回は開発部でユニットリーダーを務める田中 陽輔にインタビューしました。

開発部 ユニットリーダー 田中 陽輔(@giga_yadoran)
2022年11月入社
前職:SES企業のWebエンジニア
メーカーの生産管理、SES企業のWebエンジニアを経て、2022年にHelpfeelにエンジニアとして入社し、FAQシステムHelpfeelの開発を担当。2023年に顧客要望実現リーダーに就任し、他部署と連携を取りながらプロダクト改善に従事。趣味は個人開発。「世の中を少し楽しくする」をモットーに活動している。
Helpfeelの開発部には、個人での開発経験のあるエンジニアが多く在籍しています。「顧客要望実現ユニット」のユニットリーダーを務める田中もその一人。

個人開発をしている人は、テクノロジーを通じて課題を解決したり誰かを楽しませたりしたいという動機を持っていることが多く、Helpfeelでの開発の仕事と親和性が高いといいます。

自身も個人開発に精力的に取り組みながらHelpfeelの開発やチームマネジメントを行う田中に、個人開発経験者がHelpfeelで活躍できる理由や、リーダーとして意識していることなどについて聞きました。


個人開発の話で盛り上がった採用面接

眼鏡をかけた男性が微笑んでいる写真

大学卒業後はメーカーで生産管理の仕事をしていましたが、元々大学が情報系でプログラミングが好きだったため、プログラミングを仕事にしたいと思いSES企業に転職。Webエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。未経験からさまざまな案件に携わらせてもらい楽しく仕事をしていたのですが、SESの特性上、業務委託という形で案件に参画するため意思決定に深く関われないジレンマがあり…。いつかWeb系の自社開発をしている企業に転職して、自分で提案したモノづくりをしてみたいと思っていました。

Helpfeelの選考を受けることになったのは、エンジニアが登録したレジュメを見た企業からオファーが届くサービスがきっかけでした。私は1社目、2社目の会社で働きながら趣味でWebアプリケーションの個人開発をしていたのですが、その時はちょうど個人で作ったゲームがTwitter(現:X)のトレンド1位になった時期で。そのおかげもあってか20社近くからオファーをいただき、その中からHelpfeelを含めて3社の選考を受けました。

実は、オファーをもらった時点でHelpfeelについては知らなかったんです。ですが、オファー文面に個人開発経験を重視していると書かれていたことと、フルリモート・フルフレックスという働き方に興味を持ったことから、選考に進むことを決めました。

Helpfeelの選考では、毎回必ず個人開発の話題が出て盛り上がったのが印象的でした。個人開発について深く聞いてくれる会社は少ないので単純に嬉しかったですし、歓迎されていると感じましたね。私は個人開発が好きでこれからも続けていきたいと思っていたので、それを受け入れてくれる会社は働く環境としてもありがたく、志望度が上がりました。

※関連記事:採用面接中にチャーハン・ピラフ判定器とスタバ警察botで盛り上がる会社に入った

個人開発をしている人は、純粋にモノづくりが好きということに加えて、何かに課題を感じ解決したいと考えている人が多いと思います。Helpfeelは「Human Empowerment Technology」 をビジョンに掲げており、テクノロジーを活用した課題解決はまさにその根幹。個人開発経験者とフィット感が高いのです。ただ私自身は少し違っていて、課題解決というよりも、多くの人に楽しんでもらいたいという動機で個人開発をしているのですが、それはそれで個人開発を通じて培われた客観的なユーザー視点を業務に活かせていると感じています。

世の中には設計と実装のフェーズで分業している会社も多いですが、Helpfeelではエンジニア自身がアイデアを考え、提案し、実装まで行う文化があります。だからこそ、企画から実装まですべて自分で行う個人開発経験が活きてくるのだと思います。肌感覚ですが、Helpfeelのエンジニアのうち7割くらいは何らかの個人開発の経験があるのではないでしょうか。

また、入社の決め手となったことがもう一つあります。選考期間中に「Nota Tech Conf」(現:Helpfeel Tech Conf)という、Helpfeel社の技術カンファレンスがオンライン開催されていたので軽い気持ちで参加したところ、ものすごく面白かったんです。この規模の会社でカンファレンスを実施していること自体もすごいと思いましたし、聞いている側が不安になるくらいHelpfeelの実装の裏側が赤裸々に語られていて、多くの学びがありました。「この会社で働いてみたい!」と思いましたね。

眼鏡の男性を横から捉えた画像

入社後はイベント運営メンバーとしてHelpfeel Tech Confに参加しています。準備も含めると大変ではありますが、うまく場を回せるとすごく楽しいですし、みんなで協力して作り上げていくやりがいがありますね。


顧客からの要望を起点に、Helpfeelというプロダクトのアップデートを図る

2024年11月現在、Helpfeelの開発チームは5つのユニットに分かれており、私はその中の顧客要望実現ユニットというところでリーダーを務めています。名前の通り、顧客からいただいた要望をどう実現していくかを考え、実際に形にしていくのが役割です。

カスタマーサクセスやセールスの部署が、Helpfeelを利用中もしくは利用を検討中の顧客から機能改善の要望を受け、私たちエンジニアへ共有します。そこで改善の妥当性、優先度、技術的な実装可能性などを確認して対応可否を検討し、どんな機能改善を行うのかが決まったら実装を行います。例えば、短縮URL設定、ローマ字検索、自然文検索など、これまでに顧客からの要望を起点に実現した機能が数多くあります。

ただし、言われた通りの機能をそのまま実装することは稀で、顧客が何に困っているのかを確認し、その困りごとを本質的に解決するために別の機能を提案することもあります。なぜなら実装した機能を活用するための工数が顧客企業の担当者の負担になってしまうのであれば本末転倒だからです。エンドユーザー目線も忘れてはいけません。顧客企業から出てきた要望が、実際に使うエンドユーザーのためになるものなのかも慎重に検討します。

顧客固有の機能として追加するのではなくHelpfeelというプロダクトそのものにアップデートを加える形になるので、他の顧客にも使っていただけるかという視点も必要です。

こうしたさまざまな視点を総合的にふまえて、Helpfeelというプロダクトをどう改善していくかを考えています。

Helpfeelにはいわゆるプロダクトの企画部門がありません。エンジニアも含めて、セールスやカスタマーサクセスなどさまざまな部署のメンバーが、それぞれの立場からプロダクトの改善を一緒に考えます。カスタマーサクセスやセールスのメンバーは顧客の要望の背景や内容をよく理解していますし、一方でエンジニアは技術的な知見があります。それぞれ違った視点で意見を出し合うことで、偏りのない議論ができていると感じています。


メンバーがバリューを発揮できる環境を整えるのが、リーダーとしての役割

入社して約半年後にユニットリーダーになりました。最初は私ともう1人のメンバーだけでしたが、今は5人のメンバーのマネジメントをしています。

Helpfeelでは、在籍期間が長くなるにつれてマネジメント業務を担当するようになるエンジニアが多いです。ただ、自動的に役職がつくわけではなく適性や志向性を見てアサインをしているため、長く在籍していてもマネジメント業務を一切担当していない人もいます。その人の適性を見て、マネジメントに時間を割くより開発に時間を割いた方がパフォーマンスを発揮できそうという判断であれば、アサインされないこともあるのです。ですが、マネジメント職に就かないからと言ってキャリアが制限されることはありません。リーダーはあくまで役割のひとつ。上下関係はなく、それぞれが自分の役割で組織に貢献しているという考え方です。

私はリーダーとしてメンバーをマネジメントする立場ではありますが、Helpfeelのエンジニアはみんな自走力が高いので、私が直接的に何かサポートするというよりは、彼らがしっかりとバリューを発揮できるような環境を整えることを意識しています。責任者として要所要所でチェックはしつつも、そこさえ問題なければ基本的には任せることが多いですね。もちろん必要に応じて一緒に考えることもしますが、私が全部考えてあれこれ指示を出すより各自考えてもらった方が絶対にいいものができると思うので、メンバーが単なる作業者にならないようにすることは気をつけています。

組織づくりという側面では、Helpfeelは組織やメンバーの構成が頻繁に変わるので、今の自分のユニットというよりもHelpfeelチーム全体をどうしていくかを考えることが多いです。例えば、顧客要望実現のチームを複数に増やす、利用中の顧客からの要望と見込み顧客からの要望で対応チームを分ける、など。Helpfeelチームの将来のあるべき姿を見据え、どうアップデートしていくか、PdMや他のユニットリーダーと一緒に考えています。


技術力だけじゃない、自分の武器を活かせる会社

笑顔の男性がソファに座り、両手で丸を作るようなジェスチャーを行なっている

これから入社する方に期待することは、まずは技術が好きなこと。そして自ら課題を見つけ、それに対してアイデアを出し対応していけることですね。フルリモートの働き方なので、テキストコミュニケーションがスムーズにできることも重要です。

顧客要望実現ユニットに関して言えば、機能改善案を検討する際に自分たちだけで考えずにいろいろな立場の人の意見を聞いてみることが大事なので、部署を横断したコミュニケーションに抵抗がない人だといいですね。

Helpfeelは役職問わずフラットなコミュニケーションがとれるカルチャーで、広く意見を募集することも多いので、積極的に自分の意見を発信できる人が向いていると思います。自分のアイデアをどんどん実現していきたい人にとっては働きやすい環境だと思いますね。Helpfeelは絶賛成長中の企業。変革期を体験するのが好きな人、チャレンジングなことがしたい人にとっては楽しい会社だと思います。

技術力は高いに越したことはないですが、テクニカルな意味合いでの技術以外にも、自分の強みを活かしていただける環境。アイデアを出すのが好きな人や、他部署とコミュニケーションをとって情報収集するのが得意な人なども活躍できるチームです。Helpfeelで面白いことがしたいと思ってもらえる人なら活躍できると思うので、ぜひ入社していただきたいですね。


未来のHelpfeelを共創できる仲間を待っています

Helpfeelは一緒に挑戦する仲間を募集しています。
自社プロダクトで世界を変えてみませんか?

企画:河端歩未、本行春香 執筆:神宮寺香織 撮影:馬場雄介 デザイン:新井勝