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「通知はオフです。『全力育休』ですから」スタートアップの古参男性メンバーが、育休取得で次のパパメンバーに見せた背中

こんにちは、Helpfeel(ヘルプフィール) note編集チームのmiyabaraです。
育児と仕事を両立しているメンバーをご紹介する「子育て世代メンバーインタビュー」シリーズ。
今回は育児休業を取得したWebディレクター 関口 貴光さんに、当時の振り返りと、共働き夫婦で2人の乳幼児を子育てしながらの働き方について伺いました。

「何事もなく育休期間に入り、全力で育休して、復帰後も特に悩みが無く…。なんか、参考にならない話ばかりですみません(笑)」

インタビュー中に何度も聞いた言葉です。スムーズな育休取得、そして復職後も以前と変わらない働き方が実現できている秘訣。それはHelpfeel創業当初からのフルリモート・フルフレックス制度の活用と、メンバー間で受け継がれる企業風土の両軸でした。


Webディレクター関口さんプロフィール

性別:男性
入社時期:2020年
家族構成:4人家族。妻、息子2人(5歳、0歳)
育児休業期間:2024年1月(第2子出生時)から2ヶ月強

関口さんはFAQ検索システム『Helpfeel』がローンチされた後に、1人目の専任Webディレクターとして入社しました。それから事業を牽引しつづけ、現在もテクニカルリーダーとしてWebディレクターグループの中核を担っています。

平均的な稼働日のタイムスケジュール

起床:7時
出勤:9時30分
休憩:12時
離席:18時
・以降、夕食や子どもと遊んだりお風呂に入ったり
・寝かしつけが終わったら、少し業務に戻る
退勤:22時前
就寝:25時頃

育休取得時にメンバーから受けたポジティブな言葉と配慮

ーー育休を取得する前に、不安はありましたか?

Helpfeelでは初めての育休でしたが、前職で長男(第一子)が生まれた際も育休を取得した経験があったので、特に不安はなかったです。

育休が決まってから担当している案件の引き継ぎなど業務調整をしましたが、Helpfeelは組織が大きくなり(2024年8月現在 従業員数185人)、周りからのサポートも強くなってきていると感じます。

育休取得をWebディレクターのメンバーに共有した際も、「おめでと〜!」「いってらっしゃい!」と、ポジティブな反応ばかりでした。

Webディレクターグループのメンバーだけではなく、他部署のメンバーからもコミュニケーションを取るなかで配慮していただきました。「配慮」といっても、過剰な気遣いではなく、事情を理解したうえでのフラットな対応でした。

「育休を取ったからには、全力で育休をしよう」

ーー育休中に仕事のことが気になったり、つい考えてしまうことはありましたか?

いえ、全力で育休に集中できました。「実はこっそりSlackを覗いてた」…なんてことはなく、Slackの通知は完全にオフで、メールも見ない生活です。

在宅勤務しているので仕事用パソコンは自宅にあり、業務に関連した情報収集などをしようと思えばできる環境ではあります。それでも仕事に関することは一切しませんでした。全力の「パソコンを見ない決意」です(笑)

でも、仕事を気にしない育休期間を過ごせて良かったです。僕の復帰後にも男性Webディレクターが育休取得を控えていたのですが、彼に堂々と「パソコン・Slack・メール、絶対に見なくていいですからね。育児に集中してくださいね」と、実感を持って言えました。

フルタイム共働きでも育児負担をフォローし合える、フルフレックス制度の活用方法

ーー育休明けの働き方に変化はありましたか?

いえ、特にありません。妻はまだ育休中なのもありますが、何事もなく復帰できて悩みや問題もないです。ぜんぜん参考にならない話ばかりしていたらすみません(笑)

ワークライフバランス的な観点でいうと、コアタイムなしのフルフレックス制度がとてもありがたいです。朝の登園や緊急時のやり取り、病欠対応などを夫婦でカバーし合えるのでとても助かっています。

例えば、2人目が生まれる以前から、子どもの急な発熱・病気などで看病が必要な場合は半日ごと分担していました。

【午前】
妻:出勤
僕:子どもを連れて病院

【午後】
妻:看病
僕:妻の帰宅後、勤務開始

Webディレクターの主な業務としてお客様とのミーティングがあるのですが、コミュニケーションを取りやすい午後の時間帯にスケジュールを組むことが多いので、午前中であれば看病・子守りは対応しやすいです。

休むことで不足した勤務時間分は、有給を使わなくても、翌日以降の残業時間で補填すれば月の所定労働時間を調整できます。

妻は養護教諭(保健室の先生)をしているのですが、仕事柄、丸1日休むと仕事が大量に溜まりとても大変です。半日だけでも仕事ができれば翌日以降の負担が減りますし、妻の有給消化は半休で済みます。

Helpfeelには育児を応援する下地がある

ーーお子さんの関係で急なお休み・中抜けをする際、気まずさは感じますか?

後ろめたさなどの心理的負担は、まったくありません!無理やり捻り出しても皆無です(笑) 子ども関連に限らず、あらゆるライフイベント・プライベートな理由であっても同じですね。

数年前、あるメンバーが社内カレンダーに「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 公開日」と書いてスケジュールブロックしていたことがありました(笑) とても印象深く、Helpfeelの社風に関するエピソードとしてカジュアル面談でも面談者の方に話しています。それくらい私的な理由であっても、誰も何も言ってきません。

Helpfeelはベビーシッター育児支援制度を導入していますし、会社として家庭・育児に関して補助する下地があります。また、フルフレックス制度で自分で働き方を柔軟に調整できる仕組みが整っている時点で、会社にはとてもサポートしてもらえていると感じます。

新しく入社された方も、会社の制度とメンバー同士のコミュニケーションから、メンバーのさまざまな事情を応援する文化を受け入れています。そして、また次の新たなメンバーに…と、企業風土としても受け継がれていると感じます。

これからも育休取得を検討するメンバーは増えると思いますが、利用しないともったいないくらいなので、僕のようにどんどん活用していきましょう!

「子育て世代メンバーインタビュー」シリーズ記事

企画・執筆:宮原直孝 デザイン:新井勝